実はあの人もタバコを吸ってた?女性芸能人の禁煙法をやったら本当に辞めれた話。
この記事に辿り着いたあなたは、喫煙者だろうか?
長年のタバコを吸ってきた愛煙家か、もしくは、タバコを吸う人を冷ややかな目で見る嫌煙家か、このどちらかだと筆者は予想する。
実は、芸能界にも喫煙者は多く存在し、タバコに悩まされる人は少なくないようだ。
そこで今回は、タバコの闇に迫ってみようと思う。人気女優から大物芸能人まで禁煙エピソードも公開!
⚠「禁煙したい!」と思う人は、タバコを吸いながらで構いません。最後まで読み続けたあなたには、驚きの変化が起きます。
激務のストレスでタバコへ手を伸ばし…芸能界の闇に迫る!
喫煙所に集まってモクモク……。
吸わない人にとって、タバコの匂いは“煙たい”存在でしかないだろう。メリットは何一つ感じれず、時には、喫煙者の人格すら疑うほどだ。
それをタバコへの“偏見”とだけ片ずけるには、安直すぎるのかもしれない。
今や世界全体から厳しい目線を向けられる喫煙者。どこにいても、肩身の狭い思いは避けられないのに、どうしてタバコを吸ってしまうのか…。
そんなタバコに対する悩みを持つ人たちへ、元喫煙者である筆者が今だから語れる、タバコの真の姿についてお届けしたい。
日本の女性喫煙者の人数が意外だった
近年、タバコを吸う人はマイノリティ化しつつある。
世の中の禁煙推進の動きから、禁煙に挑戦する人も多い。そのタイミングは、タバコの値上げか、健康面を気にするかが大半だろう。女性であれば、社会的な目を気にして、タバコを辞めたいと思う人は多いかもしれない。
2018年の日本人の平均喫煙率を調べたところ、男性が27.8%、女性は8.7%。男女合わせて日本の4割弱が喫煙者だ。
また、1966年〜2017年の推移のグラフを見てみると、意外な結果が判明した。
注目すべきは、女性の喫煙率が50年経った現在もほぼ横ばいな点だ。
ここから読み取れるのは、いつの時代も一定数の女性たちがタバコを嗜好品として用いてるということだろう。
男性の喫煙率がピークで80%を上回ったとはいえ、現在までに約1/3まで減少。これに対して、女性の喫煙率はあまり変化が見られない。
そこで女性の喫煙について調べてみると、女性芸能人の中には驚きのスモーカーが存在した!
タバコを吸う女性芸能人
肌がキレイで健康的な女性芸能人の中には、愛煙家が存在する。では、ザッとご紹介しよう。
タバコを吸う芸能人①:成海璃子
成海璃子といえば、喫煙ルームでの姿が度々目撃されてる。以前、週刊誌にもタバコをくわえる姿をキャッチされていた。
仲間同士での集りにも、タバコを堂々と持参している。ちなみに、吸ってるタバコはハイライトだ。
続いては、パリコレにも出演した超人気モデル!
タバコを吸う芸能人②:水原希子
10代から吸っていたと噂の水原希子。
なんでも、タバコが原因でセブンティーンのモデルを降ろされたとの情報もある。
端正な顔立ちに、くわえ煙草のギャップが凄い…。同じくギャップといえばこの人物だろう。
タバコを吸う芸能人③:広末涼子
全盛期に報じられた奇行は、どれも衝撃的なものばかりだ。
そんな若かりし頃の彼女は、撮影の現場でもタバコを吸っていた。左手に火の付いたタバコと、あどけない表情のギャップはなんとも言えない…。
人気女優には、他にも喫煙者が存在する。その代表格といえば、蒼井優だ。
タバコを吸う芸能人④:蒼井優
蒼井優がヘビースモーカーなのは有名な話。
愛車のポルシェ・カレラで、タバコを吸いながら運転する姿を週刊誌がキャッチしてる。過去にも喫煙シーンを撮られているが、タバコを辞める気は一切ないようだ。
インタビュー中も、プカプカ吸うほどの堂々たる姿は、逆に潔い。そんな「第2の蒼井優」と呼ばれるのがこの人物だ。
タバコを吸う芸能人⑤:黒木華
これまたヘビースモーカーと話題の黒木華。
柔らかい女性らしい印象とは真逆の、歩きタバコをする姿を週刊誌にキャッチされてる。
この時の年齢は24歳。タバコを吸っていても何の問題はないが、人気女優が新宿で歩きタバコとは人目が気にならなかったのか…。
タバコを吸う芸能人⑥:満島ひかり
週刊誌によると、満島ひかりが人様の玄関でタバコを吸う姿を撮られている。ストレスが溜まってるのか、マシンガントークだったご様子。
タバコを吸う芸能人⑦:綾瀬はるか
女優人気トップの綾瀬はるかが喫煙者!?信じがたいものの、その写真にはタバコの箱が握られてる……これは意外だ。
どの女優もタバコとは無縁なイメージである。
しかし、人気商売で多大なストレスが掛かり、タバコに走ってしまう女優は少なくないという。
「ただ、イメージもあるので、プライベートな空間以外では吸わないと徹底しているケースがほとんどです」(芸能記者)
しかし、つい気を緩めてタバコを吸ってしまい、写真週刊誌に撮られてしまったのだろう。そんな女優のくわえタバコが“かっこいい”という風潮は、もはや過去の話。
続いては、ある人気ミュージシャンのタバコにまつわるエピソードをお伝えしよう。
椎名林檎って愛煙家なの?吸ってたタバコは?
唯一無二の世界観で人気を博す椎名林檎。
1998年にデビュー後、瞬く間にファンを増やし続ける彼女だが、かつて喫煙者だったのはご存知だろうか?
椎名林檎はニコチン量の多いタバコを吸っていたが、当時25歳、2004年10月放送の出演したFMラジオで、
「最近になって、禁煙しました。痰が出なくなって女性らしくなりました」
と告白。
椎名林檎が禁煙前に吸っていたのは『ハイライト』。喫煙者であればお分かりだろうが、数あるタバコの中でもキツめのタバコである。
そんな彼女がどれほどの愛煙家であったかは、自身が作った歌詞を見ればお分かりだろう。
1999年10月発売のシングル『本能』のB面楽曲は「輪廻ハイライト」だ。ダイレクトに『ハイライト』の文字がある。
2000年1月発売の『罪と罰』の歌詞には「セヴンスター」が登場する。
「歪んだ無常の遠き日も セヴンスターの香り味わう如く 季節を呼び起こす」
椎名林檎のタバコの歌詞といえば、多くの人がこの曲を連想するかもしれない。
2001年3月発売のシングル『真夜中は純潔』に含まれる「愛妻家の朝食」の歌詞には、
「昼過ぎに珍しくテレビをちょっとだけ観たわ観たわ
果物が煙草の害を防ぐというの」
と綴っている。
他にもCDの歌詞カードには、タバコを吸ってる写真を載せていた。
このように、デビューから数年間、タバコに関する歌詞を綴るほどのヘビースモーカーであった。そんな彼女がラジオ番組で禁煙したと告白したのは、ファンにとってある意味衝撃的なものだった。
気になる禁煙法は、1ヶ月かけて徐々に本数を減らすと同時に、ニコチン量の少ない銘柄に変え、最後に禁煙セラピーの本を読むというもの。
この本は、イギリスの禁煙活動家が手がけた著書だ。
そこで紹介されているのは、「煙草を吸いたい」理由を分析し、本当にタバコが必要なのかを自己啓発していくという内容。なんでも、読んでる最中はタバコを吸っていてもいいというのだ。この詳細は後ほどお伝えしよう。
実は、椎名林檎とプライベートでも親交が深いという宇多田ヒカルも、最近まで喫煙者だったそうだ。
宇多田ヒカルが禁煙!本人がタバコについて言及した
平成といえば、“タバコ離れ”の時代だっただろう。
そんな禁煙ブームに遅れつつも、2018年に宇多田ヒカルが禁煙したことを実の父親が明かした。
宇多田ヒカルの父親で音楽プロデューサーの宇多田照實氏といえば、彼女の芸能活動のマネジメントを行っている。
2019年1月15日、宇多田照實氏は自身が代表取締役を務める『u3music』の公式ツイッターにて、
「宇多田ヒカルはタバコを吸いません。もう1年以上になるかな。ご心配なく」
と、宇多田ヒカルの喉を心配するファンに向けてツイートした。
宇多田ヒカルといえば、2013年に週刊誌が喫煙シーンを報じている。
なんでも、毎日吸っておらず1ヶ月に数本吸っていたとか。
少量のタバコしか吸ってない人の方が、禁煙しずらいとはよく言うものだ。 時間は掛かったものの、一念発起し禁煙に成功して何よりである。また、引退を掛けて禁煙に挑んだというこんなミュージシャンも…。
JUJUは引退をかけて禁煙!?
喉は歌手の生命線である。人気ミュージシャンたちが“喫煙シーン”を週刊誌に撮られる中、JUJUのタバコ事情は深刻なものだった。
「バラード女王」でお馴染みの歌手のJUJU。
タバコとは無縁に思える彼女だが、実は、デビューした当初は喫煙者。これまで人気映画のタイアップを務めてきたJUJUだが、下積み時代はCDがなかなか売れなかったという。
そんな彼女がJAZZシンガーを志したのは12歳のとき。
18歳でニューヨークに渡り、10年以上ニューヨークで生活しながら音楽活動を続けていた。
長い下積み時代、喫煙者だった彼女は、タバコの影響もあり、年齢を重ねるごとに声がしゃがれていった。さらに、売れない自分へ自信を無くす中、ディレクターからこう告げられたという。
「レコード会社辞めるか、タバコ止めるかにしろ」
そこで、一念発起し禁煙を決意!
禁煙に成功すると、しゃがれ声は改善され、音域が2オクターブほど広がったそうだ。
その後、日本でのメジャーデビューを果たすと大ブレーク!
“喉が命”とされる歌手だからこそ、禁煙の成果は大きいものだ。
他にも、安室奈美恵やaiko、桜井和寿(ミスチル)、ゆず、スガシカオ、人気ミュージシャンの中には元喫煙者は存在する。
アーティストとしてのプレッシャーは、我々には計り知れないものなのだろう。また、大物芸能人の禁煙談には心温まるエピソードも……。
和田アキ子のちょっと心温まる禁煙エピソード
芸能界きってのヘビースモーカーだった歌手の和田アキ子も、今では吸わない。
かつて、1日に2箱の煙草を吸っていた。しかし、2007年に肺気腫を患い、医師から禁煙を言い渡されたという。
そこで、さまざまな有名人が励まされたそうだ。
真っ先に心配していたのは、メジャーリーガーのイチロー。彼は和田アキ子へ、
「長年付き合ってきた友と別れる時は大変なエネルギーを消耗します。しかし、アッコさんという友を奪われかねない方たちの思いを知ってください」
とのメールを送り、禁煙に苦しむ和田アキ子を励ましたとか。
また、カンニング竹山の“ブチギレ事件”も有名な話。
それは、竹山と和田アキ子、安田美沙子の3人で飲んでいた時のこと。医師から禁煙を促された和田アキ子は、ことあるごとに竹山に愚痴をこぼしてたという。
飲みの場でも禁煙トークが続き、その後、和田アキ子の自宅で飲みなおすことに。すると、酔った和田アキ子は、
「もうやめなあかん。タバコ好きやのにどないしよか……」
と泣きつくと、堪忍袋の緒が切れた竹山は、
「もうお前煙草やめろや!」
と大先輩の和田アキ子に叱責!
ビックリする和田アキ子をよそに、竹山の罵声は止まらず、
「お前歌いたいんやろが!歌いたいんやったらタバコやめるしかないやろが!」
と説教。そのあまりの迫力に、さすがの和田アキ子も号泣。そんな彼女を残して、竹山は安田美沙子を連れて、威勢よくその場を後にしたそうだ。
その翌日、竹山は自分がやらかしたことを思い出すと、恐怖で震えたという。竹山の説教は、酔っ払った勢いの言葉だったのだ。
すぐさま千疋屋の最高級イチゴを買いに走り、和田アキ子の元へ急ぎ、竹山は土下座して謝罪したが……和田アキ子は豪快に笑いながら、「竹山、煙草やめたるわ!」と禁煙宣言。それ以来、きっぱりとタバコとの縁を断ち切ったという。
2016年に禁煙の成功体験を本にまとめて出版した。本の発売記念イベントでの記者会見では、次のように語っている。
「1日2箱半吸っていたけど、これ以上、吸い続けると、歌手として歌えなくなる危険があると言われて、スパッとやめた。こうやって公に言わせてもらっているから、隠れて吸うこともできないしね」
決意を言葉にすることで、禁煙の意識をさらに高めているようだ。
他にも、独自の禁煙法では、マネージャーなど近くにいる者にタバコを吸わせ、煙を顔に吹きかけさせる“副流煙禁煙法”を試したという。
会見内では「最後には、吸わないダンナにまでタバコを吸わせて……。迷惑をかけました」と、反省しきりだった。
「耐える、耐える、耐える」と禁煙の苦しさをテレビ番組で語ったのは、歌手の華原朋美。タバコを断ち切れたのは、芸能界復帰に向けての決意の大きさからだ。
「まずは健康を取り戻そうと、大好きなタバコも一大決心してきっぱりやめました。それで8キロも太ってしまったんですよ。禁煙してから、食事がおいしくって」
また、テレビ番組で人間ドックを受診した芸人の椿鬼奴。この時、過去に脳梗塞を発症していたことを告白した。
「ストレスを感じるよりは、好きなものを食べ、飲み、吸い、打ち、生きてきたい」
この時、1日20本以上のタバコを吸うなど不健康な生活を送っていたそうだ。しかし、番組で共演した医者から忠告され、禁煙を決意!
それまでビール以外の飲み物は口にしなかった彼女は、禁煙開始後、水を大量に摂取することで欲求を抑えたという。
ヘビースモーカーを通り越した自堕落人間が、タバコを辞めたらどうなったのか?
なんと、健康志向が急上昇し、酒が減り、運動する機会も増え、肌もキレイになったと芸人仲間の間でも評判だったとか。
このように、「禁煙で健康的になりたい」という願いは皆一緒だが、成功までのプロセスは微妙に変わってくる。
特に気になるのが、「耐える」という禁煙法だ。いわゆる精神力を使った方法である。
IQOSとgloの煙草部分を全部濡らして潰して捨てた。全部で18箱分くらい。
1本でも吸ってしまえば、今後一生煙草を吸うはめになる。
今この18箱を捨てれば、今後吸わなくて済む!
禁煙4日目だけど、もう絶対に吸いたくない!!耐えるぞ!! pic.twitter.com/gTP2BeA60X— さくらまっしゅ (@sakuramash) August 8, 2017
確かに、禁煙とは苦しいもので、一種の修行のようなイメージだろう。滝に打たれてもなお、耐え続けるような、そんな印象を感じる人は少なくないはず。
一度でも禁煙を試みた人ならお分かりだろうが、「タバコを辞めよう!」と一念発起しても、ものの見事に2日と持たない。
喫煙者の多くが“タバコは健康に悪い”と認識していながらも、なかなかやめられないのが現実だ。ではなぜ、きっぱりとタバコは辞められないのだろうか?
【成功率95.3%】タバコがきっぱり辞めれた!実際にタバコを辞めれた方法
レストランやカフェはもちろん、一部の居酒屋すら禁煙化している昨今。年々、喫煙者への風当たりが強まっていく中、芸能界もその例外ではないようだ。
職業上、喉を気にしなければならないミュージシャンはもちろん、人気タレントや俳優、女優らが、次々と禁煙し始めてるらしい…。
それは、具体的にどんな禁煙法なのか?
お笑い芸人の松本人志は、かつて週刊誌のコラムで「迷惑はお互い様。たばこの煙くらいガマンせい!こちとら頭脳労働で、たばこが必要なんじゃ」と発言するほどの筋金入りの喫煙者だった。
しかし、スタッフや芸人の先輩たちから勧められて禁煙を決意。
2003年頃から、徐々にタバコの本数を減らし、その翌年には「ニコチンパッチ」を使用して禁煙に成功!
「なにかで禁煙パッチの存在を知って、こんなもんでホントに禁煙できるんか~っと思って、試しに貼ってみたらそのまま禁煙できた」
かつての言葉が嘘のように、「一生口から煙を吐き続けるなんて情けない」と語っている。
同じく芸人の有吉弘行は、2013年に自身のツイッターにて、
たった今、タバコを辞めました。身近な方々にはイライラからくる暴力行為があるやもしれませんが、お許しを。。。
— 有吉弘行 (@ariyoshihiroiki) October 23, 2013
「たった今、タバコを辞めました。身近な方にはイライラから来る暴力行為があるやもしれませんが、お許しを。。。」
と禁煙を宣言。その後の経過を見てみると、
「イライラするから山ちゃんのラジオ聴こ。。。」
「手が震えますね。タバコ辞めると。手が震えます。。。」
と、日々、禁断症状と奮闘する様子をツイートしていた。
ここで注目なのが、タバコの“禁断症状”だ。
禁煙できないスモーカーの中には、この症状を恐れている人は多いことだろう。
ところで、この禁断症状とはどれほど苦痛なものなのか?
例えば、危険薬物と言われる覚せい剤やコカイン、アヘンは使用すると、生理的、肉体的な禁断症状が出るのはご存知のはず。
◆覚せい剤
激しい疲労感、憂鬱感に襲われ、繰り返し使用すると、幻覚や妄想におびやかされる。身体的な影響は、頬がこけ、歯が抜け落ちるなど、大量に摂取すると死に至ることもある。
◆コカイン
覚醒剤と同じように興奮作用があり、作用が迅速で強烈な分、毒性も強い。大量摂取の結果、けいれん、呼吸困難から死に至ることもある。
◆アヘン
悪寒や嘔吐などの強烈な禁断症状に苦しみ、多量摂取によって呼吸困難、昏睡の後、死に至ることもある。
ザッと読むだけでも、恐ろしいほどの症状ばかりだ。
一方、タバコはどれほどの禁断症状が出るのかといえば、実はそれは微々たるもの。唯一起きる禁断症状と言えば、禁煙した時のそわそわと落ち着かない不快感だろう。
しかし、禁止薬物とは比較にならないほど微量なものだ。
例えば、かなりのヘビースモーカーでも、タバコを吸わずに7、8時間寝続けられるが、禁止薬物とは寝ていることさえできないほどの禁断症状に襲われる。
このように、タバコの禁断症状とは喫煙者が思っているほど重度ではない。
では、なぜ禁煙すると生理的な不快感を感じるのだろうか?それは脳(潜在意識)に刻まれたプログラムが原因だ。
潜在意識とは?
自覚されることなく、行動や考え方に影響を与える意識。心の奥深い層にひそんだ意識。
図で表すとわかりやすい。簡単に説明すると、潜在意識で考えられたことが、意識に直結し、現実を創っている。
この話を踏まえて、皆さんはこんな経験をしたことはないだろうか?
例えば、ストレスが掛かる出来事の後にタバコを吸ったとしよう。
すると、タバコを吸った瞬間に精神的なストレスが無くなったような感覚に陥る。いわゆるスッキリした感覚だ。
ただ、よーく考えてみると、実際の事柄が解消されたわけではない。なんとも不思議だ。
実は、タバコとはタバコ自体がストレスを出すと言われている。
しかし、タバコの出すイライラはかなり微量なため、日常で感じる精神的なストレスとの区別がつきづらい。この境目がわからずに、タバコを吸うと、タバコを吸ったことによって日常のストレスを発散してくれると錯覚を起こすのだ。それを無意識に感じ、脳の潜在意識に刷り込まれる。
実際には、あくまでもタバコが出すイライラを解消してくれただけで、日々の精神的なストレスは発散してくれていない。……そう、実はタバコそのものがストレスを出す元凶なのだ。
また、チェーンスモーカーという言葉は聞いたことがあることだろう。
1回タバコを吸うと、2時間くらい明けてまたタバコを吸いたくなる。これはタバコ産業のもたらす罠。そもそも、日々のストレスと思っていた“あの”イライラは、タバコ自体が作り出していたのだ。
筆者がこれを初めて知った時、目から鱗で脳内がフリーズするような感覚に陥った。何度この内容を読み直したことだろう。
しっかりこの内容が理解できたら次のミッション。ここであなたのタバコを吸うきっかけについて遡ってみよう。
あなたがタバコを吸い始めたのはいつ?喫煙開始年齢は平均〇〇歳!
皆さんがタバコを吸い始めたのは、いつだろうか?
振り返ってみると、若かりし頃の友人などの付き合い、もしくは、家族や兄弟といった身近な存在がきっかけの人は多いはずだ。
実は、喫煙開始年齢の9割は20歳までと言われている。
未成年の喫煙は法律で禁止されるが、喫煙者の多くは学生時代に喫煙を経験してるようだ。
つまり、タバコを吸い始める年齢は、まだ社会経験のない10代に多い。
良し悪しの分別ができない子どもがタバコを吸うのだから、どう考えても「若気の至り」だ。少なからず、筆者はその一人だろう。
最初に吸ったタバコは、決して美味しくなかった。しかし、いつしか自然と吸えるようになったのを覚えている。
その後、社会人となり、会社のストレスだの人間関係だので、悲しみや苦しみのそばにはいつもタバコがいた。そんな戦友のようなタバコは、まるで日常のストレスを無くしてくれると、幻想すら抱いていただろう。
タバコを吸う本当の理由とは……。
本当に、タバコが日々のストレスをかき消してくれたのか?
冷静に考えたら、そんなことはない。当たり前だが、自分の立ちはだかる人生の壁は、全て自身で乗り越えてるからだ。
タバコが勇気を与えてくれたわけでもない。紛れもなく、喫煙者自身が解決してきたのだ。その時、そばにタバコがいただけ。
ストレスや困難とタバコはセットになりがちだ。
この一連の出来事が日々繰り返し起こり、気付けばタバコが自身の悩みを解決してくれたと脳や潜在意識が勝手に判断してしまったのだろう。
「何度決意しても禁煙が難しい……」そう思っていたあなた、タバコがやめられない理由はそんな単純なものなのだ。
むしろ、タバコを辞めよう!辞めよう!と必死になればなるほど、タバコは貴重な存在になってしまう。タバコが生み出してるトリックが気付けてない段階で手放そうとしても、余計に固執してしまうからだ。
そもそも、タバコとは喫煙者たちをリラックスさせてくれてるのだろうか?
喫煙者なら、風邪を引いた時に喉を痛めつけながらタバコを吸った経験はあるだろう。また、タバコを切らしたら、天気が大雨でもコンビニなどに駆け込んでタバコを買ったり、金欠中なら、無理してチビチビとタバコを吸ったり……これらは全て、筆者が経験したエピソードだ。
喫煙者の多くは、無理してでもタバコを吸おうとしてる。これでは、リラックスしてると言えるだろうか?
また、習慣であれば、大雨の中でタバコを買いに行かないだろう。
例えば、毎朝ウォーキングをするのが習慣の人でも「大雨なら仕方ない」とアッサリ諦められるのは想像できる。しかし、これがタバコだったら?
喫煙者はどんな嵐でもタバコを買いに行くだろう。あるアンケートによれば、タバコを切らしてしまった時、大雨の中でもタバコを買いに行く人は99%だとの結果が出ている。習慣どころか、執着に近い印象だ。
そして、ニコチン依存症についても同じだ。
先程の説明通り、禁止薬物とは、生理的、肉体的な禁断症状は出るが、タバコの禁断症状とは微々たるもの。
先ほどの内容をもっと具体的に説明しよう。
例えば、禁煙を決意した後に、そわそわと落ち着かない状況はある。
それは、禁煙を決意しながらも、タバコが良いもの、勇気を与えてくれるものという幻想によって、辞めたい!吸いたい!という葛藤が脳内で行われるから。その精神的な苦しさ、もどかしさが、大げさにも禁断症状と呼ばれているのだ。
そして、より楽に禁煙するために重要なポイント。
それは、タバコを辞める前に、現在、自分がタバコに頼り切らなければならない環境やについて見直すことだ。
難しそうに感じるかもしれないが、冷静に、客観的に自分を見つめてみるというのは、何においても大切なことだろう。それが出来れば、どんなシチュエーションにもマインドコントロールができ、感情に浮き沈みがなくなり、ストレスを感じにくくさせることができる。つまり、生きる上でとても重要なことに繋がる、それが禁煙だ。
椎名林檎は、禁煙セラピーの本を読み禁煙に成功した。
その内容は「吸いたい理由を分析し、吸う言い訳をことごとく潰していく」というもの。シンプルであるが、これが禁煙への最大の近道なのだ。
また、タバコのニコチンは副流煙の方が多いのはみなご存知だろう。
では、タバコを吸っていない人が副流煙を吸ったらどうなるのか?そこでニコチン依存症となり、スモーカーになることは一切ない。
ここまで読んでくれた方なら、もうお分かりだろう。タバコはあなたに何一つ!メリットを与えてくれていなかったのだ。
非喫煙者を見ればわかるだろう。
彼らはタバコを吸わなくても、穏やかな毎日を過ごしている。ではなぜ、喫煙者はタバコがなければ、タバコなしでは生きていけないのか?
怖いからタバコに逃げ込む。そして、ますますタバコへ依存する……。
タバコのトリックがわからないまま、禁煙するとパニック状態となる。これは脳内が混乱を起こしているのだ。ここで重要なのが、冷静に自分はどうなりたいのか、ということ。
ここでタバコのトリックがわかったあなたは、タバコを吸うか、吸わないかの選択ができるはずだ。
「タバコのトリックはわかった!もうタバコは辞めれる!」
そう思う人もいるだろうが、まだタバコを吸っていて欲しい。むしろ吸いながら、次の章を読んで頂きたい。
禁煙成功するために脳内に〇〇を作る
タバコとコーヒーのセット。これは定番だが、本来ならコーヒーだけでも満足に味わうことができるはず。
しかし、喫煙者はコーヒーとタバコのセットが特段美味しく感じる。これは、潜在意識で「美味しい」という記憶が焼き付いてしまったからだろう。
その習慣が、いつしか無くてはならないものとなり、
「コーヒーを飲むためには、タバコが必要」
という脳内の構図が出来上がってしまった、いうわけだ。
どんな時もタバコを吸わないでいれる唯一の方法は、新しいプログラムを作ること。
タバコは、リラックスや習慣、ニコチン依存症でないと知ったあなたは、次にタバコが吸いたくなった時に、自身にこう言いかけることができる。
「あー、また脳が勘違いしてるぞ。」
どんなにタバコが吸いたいと思っていても、実は、喫煙者自身が「吸いたい」と思っていない。実際に、禁煙を試みてる人なら、タバコを辞めたいと思ってるのが本心である。
タバコを吸いたいと思ってるのは、脳や潜在意識が「タバコを吸うのが快楽」「タバコがストレス発散してくれる」と間違った認識でプログラムしてしまってるからだ。
そこで、タバコが吸いたいと思ったら、これは間違った信号だと“意識”して、これをしのぐ。吸いたくなったら5回ほど深呼吸を取り入れると効果的と言われている。その時、自分が深呼吸でリラックスしてると意識的に感じることがポイントだ。
これらのプログラムが発動するのは喫煙に限ったことではない。
人は一つの作業を繰り返し行うと、それを脳内にインプットするという性質がある。例えば、筋トレはその典型だ。
「筋肉を作りたい!」と、久しぶりに筋トレをするとスムーズに体が動かない。しかし、翌日同じ筋トレをすると、初日より簡単にできるものだ。
これは、たった1日で筋肉が付いたわけでない。
初日の筋トレで脳や潜在意識に、「筋トレができた」と成功体験が構築されたから。つまり、たった1回やっただけでも「筋トレができる」というプログラムが優位になるのだ。
この話は、タバコに置き換えて考えることができる。
1回タバコをしのぐ作業をすると、脳や潜在意識に成功体験ができる。そのため、再びタバコが吸いたいと思っても、意外にも簡単にタバコをしのぐことができるのだ。最終的には、禁煙成功へと繋がる。
これなら、どんなにタバコが辞めれない人でも簡単に試せそう!
もう一度言うが、喫煙者がタバコを吸うことで快楽を感じているというのは幻想!
拍子抜けするほどのタバコのトリック。難題だと思っていた禁煙とは、意外にもその構造は単純のようだ。
しかし、簡単に辞めれるかといえば、必ずしもそうではないようで…。
きっぱりタバコを辞めれる人と喫煙者に戻ってしまう人の違い
ここまでタバコの闇に触れてきたが、それでも「禁煙したほうが身体に良いのはわかっているけど難しい…」と思う喫煙者は少なくないだろう。
L’Arc〜en〜Clelのhydeは禁煙に挑戦したものの、2009年に自身のブログで「葉巻だけ吸うようになった」と公表。本人も「煙草を止めたとは言えません」と赤裸々に現状を綴った。
一念発起して禁煙したものの、口が寂しくなり、食べ過ぎてしまい激太り。そのため、紙煙草から葉巻に変えたそうだ。
しかし、タバコの代替え品に手をしてしまうのは、禁煙において悪循環である。これは、アメリカ医師会の研究チームの発表した論文で結論づけている。
禁煙失敗する人がいる一方、ここで興味深い禁煙エピソードがある。
俳優の堺雅人は禁煙成功者のひとりだ。彼の禁煙法によれば、吸おうか吸わないか迷った挙句、タバコの歴史を研究したくなり、禁煙中にタバコの博物館を訪れたそうだ。
これは究極の禁煙法といえるだろう。おそらく、堺雅人は、禁煙したいのにタバコがどうしても辞められないのは、タバコの真の姿を理解していないから、という見解に行き着いたのかもしれない。
つまり、タバコを辞めたいのなら、タバコについて知るのが重要なのだ。当たり前のことのようで、実は、タバコのもたらす本当の効果を知らない人は意外にも多い。
どんな喫煙者にも禁煙を定着させれる方法は、前章の禁煙成功するために脳内に〇〇を作るの手順を行う。この禁煙法を確実なものにさせるための、卒煙最後のミッションはコレだ!
再びタバコを吸ってしまいそうになったら…禁煙の必勝法!
タバコは百害あって一利なし。
禁煙する上で、知っておかなければならないことがある。それは、“再びタバコを吸いたくなった”時の回避法だ。
禁煙したものの、スモーカーに逆戻りという話はよく耳にする。
病気になったのを理由にタバコを辞めたものの、症状が軽かった、または、治ったことで再びタバコを吸ってしまう人は少なくないだろう。
ジャニーズタレントは「アイドルなのに」意外と喫煙者が多いことで有名な話。
かつてメンバー全員が喫煙者だった『嵐』。その中で相葉雅紀が、肺気胸を発症したことが理由で禁煙したことをラジオで報告していた。しかし、その後再び軽めの煙草を吸い始めたとの報道があり、現在は不明だ。
2006年のレコメンが想像の斜め上をいく破壊力で潰されかけた…相葉くんのタバコだけでもギュンギュンしちゃうのに禁煙宣言なんてギュギュンのギュンすぎるむり、、、(煙草は嫌いです。あいばくんは全面的に好きです。) pic.twitter.com/xrnnCBHkRP
— キ ミ (@82l224__) May 3, 2019
また、中居正広は、喉に腫瘍が見つかったことを機に、ラジオ番組で禁煙を宣言!
結果的に腫瘍は良性だったため事なきを得たが、『週刊女性』の報道によると禁煙は3カ月で失敗に終わったようだ。
このように、一度でもタバコの沼にはまってしまうと、精神力のみで禁煙するのは難しい。いざ禁煙を本気で決意しても、根本的な不安は拭えていないため、喫煙者に逆戻りしてしまうのだ。
そのため、禁煙成功の秘訣は、
「この不安の原因は何だろう?」
と自身に問いかけると共に、
「私はどんな自分になりたいのだろう?」
「どうしたら、自分の人生は、今よりもっといいものに出来るのだろう?」
と、その不安を自分で認めて受け入れることだろう。間違っても、耐えるなどして自分の気持ちを押し殺すのはご法度だ。
そして、禁煙に大切なのは無意識を“意識”をすること。
今まで、間違った脳からの指令に従順に従っていただけで、今後は、それを“誤った信号”だと意識し、タバコを吸わない選択をする。
喫煙者は、平均1箱近くタバコを吸っていると言われている。
その中で重要としてるタバコは“朝起きた後のタバコ”、“昼食後のタバコ”、“仕事から帰宅後のタバコ”と3本程度。つまり残りの17本は無意識に吸ってると言っても過言ではないのだ。
禁煙とは、意志ではなく信念が必要。
そして、大事なのはこれまで無意識に吸っていたのを意識することだ。
禁煙したい人は、勇気を出してタバコを辞めると決意する。その後に、吸いたいと思った瞬間、まずは1回、タバコをしのぐことができたら、それは大きな成功体験だろう。
その成功体験を脳に刻み、またタバコを吸いたくなったら、再びタバコをしのぐ……これを繰り返していくと、どんどん楽にタバコをしのげるようになり、いつしかタバコを吸わなくてもいいプログラムが脳や潜在意識に構築される。人によっても2〜3日かかる場合もあるが、早い人で半日でこのプログラムが定着するのだ。
それでも、タバコを吸いたいのなら、そのまま吸い続けていい。
ただ、タバコを辞めた人にしか得られない、自由で心安らかな人生を送りたいと思ったら、その時、禁煙に挑戦してくれたら幸いである。
それでもまだ禁煙が不安。そんなあなたへ
ここで禁煙を決意した人は、おそらくこの章を読んでいることだろう。
「禁煙に挑戦したい!でも、なんだか不安だ…」
そんなあなたへ、最後に引き寄せの法則をご紹介しよう!
引き寄せの法則を簡単に説明すると、“潜在意識をコントロールする”というもの。禁煙にはもってこいの方法である。
その方法は簡単だ。「タバコを辞めている自分を想像する」という、たったこれだけ!
え、ホントに?って思うかもしれないが、本当にこれだけだ。
人間とは、ネガティブな感情を抱くと、無意識に失敗を想像して、本当にその通りになってしまう。思い続けてることに焦点を当てると、それが見事に現実となるのだ。
これを利用して、禁煙に取り組むとどうなるのか?
まだ禁煙に成功していなくても、禁煙に成功した自分を想像するだけで、潜在意識をポジティブにコントロールできる。
つまり、全ては気の持ちようということ。
どんなに大きな夢でも、イメージし続けたら、本当に叶っちゃうというのが引き寄せの法則だ。
現代の医学では、タバコをきっぱり辞めれる魔法の薬はない。
タバコを辞めたい、という気持ちと反して、ストレス社会は絶えず我々に襲いかかってくる。その日常のストレスを解消するために、タバコに手を伸ばしてしまうのは仕方のないことかもしれない。
しかし、そんな状況でも考え方一つで、自分の人生は変えられる。これもまた事実だろう。
最近では至るところで分煙化が進み、完全禁煙の施設も増え、今後、喫煙者は更にマイノリティ化していく。
世の中の風当たりの厳しさに悩み苦しむ喫煙者は多いはずだ。
そんなタバコへの憎愛の果てに、禁煙を決意してみると、意外とホッとするもの。
“思い込み”とは、良くも悪くも人を洗脳し続ける。
このトリックをうまく使いこなすことで、まったく新しい自分の出会えるはず!
さあ、あとは実行するのみだ。
決意ができた人は最後の一本を吸ってほしい。いつもは無意識に吸ってるタバコの味をじっくり確認しながら…。
そして、そのタバコの火をもみ消した瞬間、今までとは全く違う、別の素晴らしい人生が待っている。タバコに解放された、自由で心安らかな人生を思う存分楽しんでほしい。チャレンジあるのみだ!
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